MANOとヨガとインドのこと

MANOのヨガのことをつらつらと書いています

五感と芸術とヨガ

生きているという実感

 

楽しいことってすぐ終わる。

もっとこの時間が続いてほしい。

 

そう思ったことは過去何度あることか。

 

私の場合、これを感じるタイミングは明確だ。

旅に出た時はもちろんだが、強く、強く感じるのは

 

舞 台 

ライブ

 

一瞬一瞬が芸術で、目に焼き付けたくて

この感動をずっと味わっていたい

この空間に居続けれるものならずっといたい

 

とくに早乙女太一の舞台を観ていたときはこの感覚が強かった。


極付 早乙女太一 第二部「〜形の夢〜」<オーバーチュア〜夢為>

 

”現在” というものはなく、連続した ”過去” が一瞬通り過ぎる。

 

瞬きすらしたくない。全部を観たい。

美しいものを観ていたいと思う感情は抑えられない。

いつも以上に貪欲になる瞬間。

 

そして、この瞬間をまた体験したいと思わせる。

 

そんな魅力。

 

五感をすべて刺激され、そのすべてが感動した時に起こる現象。

 

生きてるんだな・・・

 

そう思う。

 

すべての舞台やライブで起こるのではないのが難しいところ。

そのために何度も同じライブや舞台に行くのも事実。

その一瞬を探しに行っているのだと思う。

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そして、これとまったく同じ現象が起こるのがヨガ。

 

ヨガをしている時、この現象が起こる。

 

もちろん毎回ではない。

 

スイッチがしっかり入った時という表現で正しいのかわからないが、そんな感じだ。

 

これは、ある一人の人のヨガに出会ったときに気づかされた感覚。

 

現在が、現在でなくなる感覚。

息をしているという感覚。

内臓や身体が呼吸をする感覚。

 

すごく不思議な感覚だった。

アーサナをとっている途中から気づいた。

いつもと違う・・・

 

そして、その時のヨガの最後

いつもと同じようにシャバーサナ(屍のポーズ)をとる

深い瞑想に入り・・・

呼吸に集中しながら意識が飛ぶ

 

シャバーサナが終わり、起き上がった時

 

生きてる・・・

 

そう感じた。

 

外部から何かを感じて「生きている」実感ではなく

内部から何かを感じて「生きている」実感をもった

 

だから私はヨガをする。

そして、伝えたいと思った。

 

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